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カイメイ小説を書いたりやねんどろ写真を撮影したり動画を紹介したり落書きを描いたりする好き勝手なサイトです。妄想と誤字脱字にまみれています。下ネタも多いです。
管理人は雑食なため、ノマ百合ホモ関係なく好き勝手に語りますので、苦手な方はご注意下さい。


リンクは貼るのもはがすのもご自由にどうぞ。

サイト名・怠惰にまったり。
管理人・ねむ
URL・http://brindrose.blog85.fc2.com/

過去ジャンル作品保管庫はこちら。※ノーマル、百合、BLなどジャンルも節操なしなので要注意。

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○○○
Novel

ボーカロイド小説です。表記なしはカイメイです。注意書きは作品の前に書いてあるものを参考にしてください。ほとんどの設定はバラバラで統一されていません。(↑old ↓new)

自覚症状(カイメイ初書き。ツンデレメイコとのんびりカイトの冬の話)
マカロニ(お酒に酔っぱらったメイコをカイトが迎えに行く話。恋人じゃない曖昧な関係)
僕が寒い日を好きな理由(寒がりカイトと暑がりメイコの晩秋の話)
月曜日の王子様(毎週月曜日にだけ王子様になれるカイトの話)
幸せなら態度で示そうよ(十日に一度だけデレデレになるメイコの話)
唇から温度(カイトとメイコでキスのタイミングの話)
ハッピーバレンタイン(逆チョコに意気込むカイトの話)
西陽の射すローカル電車にて(仕事帰りのカイトとメイコで電車に揺られてのんびり。猫の日記念。)
秘密の呪文は、すすすすす(ツンデレメイコが一生懸命カイトに告白する話)
憂鬱な雨の日(雨が嫌いなメイコと元気づけるカイトの話)
スウィート・ハニー(薬でデレデレになっちゃったメイコの話)
臆病者の恋の話(キスを強要するメイコと拒めないカイトの話)
だから大きな声で何度も俺の名前を呼んで(カイトヤンデレ時代における一考察)
意地っ張りな彼女(素直になれないメイコが一生懸命カイトに甘える話)
お月見(カイメイとがくルカでオールキャラ。まったりとお月見の話)

姉弟関係の葛藤シリーズ
問題はその一歩を踏み出すかだ(メイコに姉以上の気持ちを抱いていることに気づくカイト)
狼少年と寂しがり屋の少女(メイコが甘えられるように嘘を吐くカイトと寂しがりやメイコの話)
そして歯車は動き出す(弟であり続けるカイトと、そんなカイトに気づきつつも見守るしかできないミクの話)
おままごとの終わり(海外組に押されてヘタレカイトにメイコが迫る話)
姉弟を殺す日(姉弟ごっこの終わりを告げるメイコの話。カイト誕生日記念)

カイメイ夫婦とその子どものミクリンレンな5人家族シリーズ(時系列順)
プロポーズ(まだ二人っきりだった頃。カイトがメイコに一生懸命プロポーズする話)
はみがきじょうずかな?(メイコが皆の歯を磨いてあげる話)
はじめてのおくりもの(カイメイ夫婦に子供のミクリンレンが贈り物をする話)
めーちゃんのたんじょうび(メイコの誕生日に皆でケーキ作りをする話)

曲や動画からイメージしたもの
世界で一番頑張っている君へ(同名曲とやさしい気持ちのカバーより。頑張り屋なメイコの話)
よしえさんの話(サンデーラブジェットジュースにおけるやすよし一考察)
クリスマスなんてだいっきらい!…なんちゃって(メルティブレインより。夫婦なカイメイのクリスマス話)
コンチータ様とコックの話(悪食娘コンチータにおける一考察)
片思い交差点(アルベルトCMパロより。素直クールなカイトとデレデレメイコの学パロ)
廃墟に(廃墟に紡ぐ詩及び降る花の一考察。死にネタ注意)
もう一つの番凩(番凩より。里長の娘メイコと従者カイト。CPなし)
闇ノ王(同名曲より。へなちょこ吸血鬼カイトとツンツンお姫様メイコの話)
いつしか、必ず(同名曲より。ビスクドールのミクとリンの話)
よしえさんのお使いマーチ(同名曲より。よしえさんとミクとマイクの話)
おはようからおやすみまで(堀/江/由/衣さんの「おはよう」より。カイトとメイコが新婚さんでイチャイチャしている話)
五線譜の上の二人(二人のハーモニーより。別マスターで遠距離恋愛なカイトとメイコの話)
二人のハーモニー(同名曲より。手もまともに握れないカイトとメイコの話)
あいことば(同名曲より。出兵するカイトと見送るメイコが交わす合い言葉の話)

パラレル
ぼくのお母さん(お母さんメイコとちっちゃいカイトの話)
恋人はポケットサイズ(ヘタレカイトと梅丹の妖精なメイコの話)
歌え、果実のように(先輩カイトに後輩メイコが迫る話。学パロ)
幼なじみ(距離が近すぎて今更告白できない幼なじみのカイトとメイコの話)



連載
トレインマン(※パラレル)///(オタクカイトとOLメイコの痴漢撃退から始まる恋の話。電車男パロ)
湯けむり温泉紀行 前編/後編(カイトとメイコが温泉旅行でいちゃいちゃする話)

下ネタ
ドッキリ☆バスタイム〜湯けむりのひ・み・ちゅv(いけないカイトお兄さん×ロリメイコ。一応R-15)
ドッキリ☆マスター〜汁濁スペシャルの罠(いけないカイトお兄さんVSロリコンマスターの話)
飼育委員はバレー部の王子様に恋をする。(オタク飼育委員のカイトとバレー部の王子様なメイコの話)
たゆたゆ☆フィーバー(アンに襲われる夢を見たカイトの話)

他CP
届かないラブレター(メイコに片思いするミクの話)
不毛な恋の話(ミリ←メイ←カイで不毛な恋の一方通行)
桜の君(のんびりがくぽとツンデレルカの和菓子の話)
山吹色の菓子事情(リンががくぽにお小遣いをねだる話)
桜色恋事情(のんびりがくぽとツンデレルカがお花見に行く話)
青春サイダー(思春期なレンがリンとの関係に悶々と考える話)
Happy love to you(がくぽがミクにプロポーズをする話)
まどろむ午後(メイコに片思いするルカの話)

○○○

過去作品
リクエスト
頂き物

○○○
裏サイトについて→概要/ヒント
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生誕祭動画

個人的趣味により、いくつか紹介ー。


青雲P、前々から好きでしたが、最初のイントロからのハモりとか何かもう、凄いとしか言いようがありません!カイトの気持ちいい低音が良いなあー。メイコの高らかな高音も綺麗過ぎます。声が重なるところとか、凄く綺麗だなあ。アカペラでこんなに魅せるなんて凄いなあ…。


安心のshu-tPクオリティ!メロの調教がかっこいい低音気味で、けれどもサビの高音の伸びも気持ちよくて、何かもう好き過ぎます…!楽曲のこのピコピコ音が何ともカッコイイ…!!PVも曲に合っていて凄くかっこいいです…!


イントロからして好み過ぎてどうしたら…!間奏のギターにしろ、何かもう楽曲が好み過ぎます!メイコの低音が聞いていて耳障りに気持ちよくて良いなあ。

以下、カイメイ的に2828せざるを得ない動画紹介。


萌え死んだ。大切なことなのでもう一度言います、萌え死んだ。最初の小さいカイトとメイコの「あんな約束覚えていたの?」の下りから、間奏の「いつまでもそばで笑っていてね」「ぼくがきみを守ろう」でぶわぁああっとなり、最後見事にゴールインをしたのには、何かもう萌えとか通り越して泣きそうになりました。おめでとう!本当におめでとう!!いやもうカイメイで結婚動画とか、もう自分の萌えツボに直球過ぎて何かもう上手く呼吸が出来ません。
調教も二人とも気持ちいい低音ですし、絵もどれも可愛かったり、綺麗だったり。色んな人が描かれているのですが、凄くまとまっているように感じました。リンレンのコーラスも可愛いなあ。2つくらいカイメイPVになっていて大好きな曲でしたが、何かもう、ますます大好きになりました。萌え過ぎて私終了のお知らせ。幸せになってね!


何という幸せ動画。歌もでんでんでんでん伝説の↑みたいに歌の最後がちょっと跳ね上がるところが可愛いです。カイトがちゃんとアンダーシャツを着ていて良かった。いつもお腹を冷やさないか心配になるので。大きいメイコの服アレンジも可愛いです。ちっちゃいカイメイが、メイコがリードしているっぽかったり、カイトが上手く木に登れなかったり。っていうかちっちゃいカイト可愛すぎです。大きいカイトとアイスの積み木をしているところとか。ちっちゃいメイコがハト捕獲に失敗して、大きいカイトとメイコに頭を撫でて貰っているところとか、あー、可愛いなあ。可愛いなあ。頭を撫でられてきょとんとしているちっちゃいカイトとメイコとか。ちっちゃいメイコを大きいメイコが抱き寄せるところとか。
幸せ家族も本当に自分の萌えツボなのでキュンキュンしました!良いなあー。
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年長組検定+拍手返信


PV可愛いですし、替え歌の歌詞も面白くて、調教も聞きやすくて良いですねー。ヘタレにバカイトは計算だったのかwww メイドコスなメイコ可愛いなー。ビスタは敵だ!はあるあるww動かないことはないらしいんですけれどね。よくフリーズというか誤作動はあるらしいですが。

さて、年長組検定部分と思われる箇所を検定してみました。

年長組亜種キャラ総出演部分
左上段 アカイト、迷子、ニガイト?、カマイト、帯人、メイト
中段 咲音メイコ カイコ
だと思うのですが、一番下のちっちゃいカイトが分かりません。ぱぴこ?うーん…。

間奏部分
番凩→石畳の緋き悪魔(カバー)→カンタレラ?(カバー)→東ノ暁 西ノ黄昏→野良犬疾走日和→メルト(歌ってみたカイメイPV)→サイハテ(カイト版カイメイプロトタイプPV)→極楽蝶?夢みることり?(カバー)
3番目のドレスアップメイコとカイトが分かりません。カンタレラのカバーかなあ。あと最後のは蝶モチーフなので極楽蝶かと思ったのですが、年長組カバーの夢みることりのサムネ絵は確か、絵師さんが極楽蝶をイメージしたイラストなんですよね。ということはやっぱり、夢みることりかなあ。

2人で衣装を着ている部分
コンチータと…??コメントで千年の独奏歌と書いてあって、原曲を見に行って納得しました。
後のは卑怯戦隊うろたんだーですね。

カイト部分
恋するアプリ?→闇ノ王→関西芋ぱん伝

メイコ部分
咲音メイコ→鬼を愛する人→ダブルスナイプ? 
ダブルスナイプは一瞬分からなくて、コメントで把握しました。

若干曖昧なところがあるので答え合わせしたい…。しかし、ミクの生誕祭の時も思いましたが、こういう検定って何ていうかテンションが上がりますね!愛に溢れているなあと感じます。

拍手ありがとうございます!追記で拍手コメントのお返事です。

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めーちゃんお誕生日おめでとう!

meitansai.jpg
ねんぷち発売日が下旬の為にねんぷちめーちゃんと一緒に撮影出来ないのが無念ではありますが。去年から夢だった赤い実のフルーツタルトと一緒に撮影出来た幸せ。一番好きなケーキだし、赤くてメイコの誕生日にぴったりとか思っていたので嬉しいです。リンを無理やり自立させているので、なかなか動かせず、配置がちょっと微妙なことになってしまいましたが。去年はミク一人だけでしたがこんなに増えたんですね。そして下旬にはもっと増える。嬉しい。

まあでもカイメイ的にはラム酒を効かせたアップル&シナモンのシフォンケーキに、バニラアイス乗せがとてもカイメイっぽいと思います。下の小説にそういうケーキにしようか悩みましたが、皆で食べられる&子どもが大好きなケーキということでショートケーキになりました。

めーちゃん、改めて、おめでとう!おめでとう!

めー誕祭動画が次々と上がって来るのに、去年もそうでしたし、アンソロを購入させて頂いた時もそうでしたが、良いの?こんなに幸せで良いの?みたいな気持ちでいっぱいです。いや、私がね。何かもうメイコ生誕祭で、皆がメイコを祝して動画を上げてくれたりだとか、何かもう嬉しすぎて、もう胸がいっぱいで感極まって泣きそうです。去年もそうでしたけれど。そんなこんなで動画紹介とかは、また後日。拍手返信もごめんなさい、気持ちが落ち着いてからさせて頂きます。何かもう幸せ過ぎてもうダメです。うん、メイコ本当におめでとう、おめでとう。ピクシブも個人サイトでもメイコ愛に溢れていて幸せすぎて何だか泣きそう。好きな子を祝って貰えるって何かとても嬉しいですね。嬉しすぎますね。

今日は個人的にも、かざやさん(BASARAサイトをやっているリア友。ボカロはあまり知らない)に「きみの小説を読んで、最近、カイメイ良いなって思うようになったよ」とか、「メイコって酒飲みで普段はちょっと抜けているイメージがあったんだけれど、かっこいいんだね。可愛い兄さんが好きっていうけれど、あの作品の兄さんはかっこいいよね」とか言って貰えて幸せマックス状態でした。ウチのメイコがかっこいいと思って貰えるとは…!いやー、幸せです。カイトもですが。
うん、ジャンル外の友人なのに、「カイメイ良いなあって思ったよ」とか言って貰えるのは至福です。いや何かね、少しでも良いなって思って貰えるなんて、何かもう嬉しいな。幸せだなあ。
しかしジャンル外の友人なので、ボカロにあまり詳しくないために、モン子ちゃんもそうなんですが、かざやさんにも「自分のボカロの知識は、君のサイトが基本」とか言われると、変な知識植え付けてすみません!な気持ちになりますが。
しかし、「家族設定だとルカの立ち位置がちょっと分からない」とか、なかなか参考になりますね。ルカの立ち位置については自分も迷っていたところがあるので。あと、かざやさんの言うお酒を飲んでちょっと抜けているメイコに萌えました。だらしないメイコというか、朝、誰よりも一番遅くに起きてきて髪の毛ボサボサ状態なメイコの身の回りの世話をしているカイトとか妄想して萌えました。あ、ミクでも良いですが。
あとかざやさんに「カイメイっていうか、メイカイっていうか」と言われて、うん。サーセンwwな気分になりました。ヘタレ×男前を追求したら、メイカイっていうか。襲い受けが大好物なものでメイカイメイというか。そうか、ウチはメイカイだったのか…!いや、裏は確実にカイメ(ry 何でもないです。

今、生誕祭の生を視聴中ですが、何か胸がいっぱい過ぎます。あぁ、メイコお誕生日おめでとう。
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めーちゃんのおたんじょうび

「はじめてのおくりもの」シリーズの皆でメイコ誕生日をお祝い。カイメイというよりは家族色が強い感じに仕上がりました。
※カイメイが夫婦で、ミクリンレンがその子どもです。ミクリンレンはちっちゃいです。ミク小4、リンレン小2くらい。

このシリーズそろそろシリーズ化としてまとめようかな。
何はともあれ、めーちゃんお誕生日おめでとう!これで5日連続更新は終了になります。お付き合い頂きありがとうございました!今後はリクエスト消化しつつ、まったり通常更新していきます。

○○○

ミクちゃんとリンちゃんとレンくんは、3人で小さなお顔を向かい合わせて、うーんうーんと唸っていました。3人はそれぞれちゃんとエプロンを身につけ、三角布の代わりのバンダナを頭に巻いています。ミクちゃんは豆しばのエプロン、リンちゃんはピチューのエプロン、レンくんはピカチュウのエプロンを身につけています。3人の目の前にあるまな板の上には、真っ赤でつやつやとした美味しそうな苺と、紙パックに入った生クリーム、それからそれから、食パンが一斤ありました。

「ケーキが作りたい」

と言ったのは、まずミクちゃんでした。夕方頃にやっている子ども番組で、ミクちゃんよりお姉さんな女の子がケーキを作っていて、それに目を輝かせたからでした。ミクちゃんはまだ小学4年生でしたので、まだ調理実習をやった事もありませんし、ケーキを作ったこともありません。けれども、めーちゃんがクリスマスにケーキを作るのを一緒にお手伝いしていたので、出来るとばかり思っていたのでした。けれども、クリスマスの時期に売っていたスポンジケーキは、今の時期にはまだ売られていませんでした。そこで、肝心のスポンジケーキが見つからず、どうやって作れば良いのか途方に暮れた3人が頭を寄せて考えていると、リンちゃんが

「パンだったらスポンジっぽいかも!」

と言ったので、スポンジケーキの代わりに食パンを買うことにしたのでした。

「…今更になって思ったんだけどさ、食パンに生クリームと苺を乗せてもただのパンだよな」

レンくんがそう言うのに、リンちゃんがぷぅっと頬を膨らませます。スーパーで買って来た時はとても良い考えだと思ったのに、まな板に乗せてみると、やっぱり何か違うような気もしてきました。けれどもそれを素直に認めたくないリンちゃんはお口をツンッと尖らせます。

「でも、パンケーキだってあるもん。めーちゃんに作ってもらったもん」
「パンケーキってホットケーキみたいなヤツじゃね?」

リンちゃんとレンくんが喧嘩を始めてしまいそうなのに、ミクちゃんは二人の間に入って「けんかは、めっ!」と顔を近づけあって言い合いをしていた二人を引き離します。カイトくんとめーちゃんがいない以上、この場をどうするか決めるのはミクちゃんの手に掛かっています。引き離された二人が少し悲しそうな顔をしているのだって、みんな思いは一つ。めーちゃんに喜んで欲しいだけなのですから。

「カイトくんに聞こう」

ミクちゃんが大きく頷くのに、リンちゃんとレンくんはお互いの顔を見合わせて瞳をぱちぱちと瞬かせます。だって、カイトくんがケーキどころかお料理をしているところを二人は見たことがありません。ミクちゃんの自信は何処からか、小さい胸をいっぱいに反らすのに、リンちゃんとレンくんはお姉ちゃんであるミクちゃんを信じることにしました。

* * *

「えぇっ、カイトくん凄い」

先程からミクちゃんもリンちゃんも、ただただ驚くばかりです。カイトくんにケーキの作り方が分からないと言ったところ、お仕事がお休みだったカイトくんは直ぐに製菓店に行き、ケーキ作りの材料を買って来ました。冷蔵庫にある卵はそのままに、グラニュー糖と薄力粉に無塩バターです。帰って来て直ぐに紺色のエプロンを身につけると、バターを湯煎で溶かし、薄力粉をふるい始めました。ケーキ型にバターを塗ると、オーブンを予熱し始めます。

「カイトくん、お料理出来たの?」
「うん、お菓子作りは得意なんだ」

リンちゃんが驚いて聞きますが、その間もカイトくんの手先は器用に動いています。何時ものふんわりと穏やかな声はそのままなのですが、てきぱきとしたその様子に皆は顔を合わせて目を瞬かせるしかありませんでした。カイトくんが言うように、量りで材料を測ったりと、カイトくんの指示するままに皆でお手伝いをするしかありません。

卵白にグラニュー糖を加えて、メレンゲ作りをすることになると、レンくんが泡立て器を使いますが、生クリームの時のようにすぐに泡立つわけではありません。ツノが立つまでね、とカイトくんに言われますが、何時になったらツノが立つのか分かりません。それでも必死に耐えてやっていると、今度はリンちゃんが交代しました。激しい振動にやっぱり腕も手も疲れて来ます。その様子を見ていたカイトくんは、仕上げにと、腕をふるって、ツノがツンッと立つまで泡立て器でかき混ぜました。

「凄い!カイトくん、男の人なのに!」

ミクちゃんが思わず驚きの声を上げると、カイトくんは少し困ったように微笑みました。

「コックさんだってお菓子を作るパティシエさんだって男の人が多いでしょ?男の人だってお料理を作ったり、お菓子を作ったりするんだよ」

カイトくんはその後もてきぱきと材料を加えていきました。やがてボールの中はたまご色の液でいっぱいになります。カイトくんが「ちょっと舐めてごらん?」と泡立て器をボウルから出して、使い終わったボウルに入れながら言うのに、好奇心の強いリンちゃんはすぐに泡立て器に付いていたものを指で掬って、一口食べて見ました。

「おいしい!」

これがケーキになるのかは分かりませんが、とてもとろっとしていて甘い味がします。次にレンくんも舐めてみると、声には出しませんでしたが、瞳は丸く大きく見開いていました。その後に続くように、ミクちゃんも指ですくって舐めてみると、とても甘い味がしました。リンちゃんが「ねっ?」と言うのに、ミクちゃんも何度も何度も頷きます。レンくんも言葉にはしませんでしたが、皆気持ちは一緒でした。これなら美味しいケーキが作れるかもしれません。

カイトくんがオーブンに入れて、待つこと30分。オーブンからはすぐに良い匂いが漂って来ました。ミクちゃんとリンちゃんがオーブンに顔を近づけると、オーブンの中ではふくふくと美味しそうなスポンジケーキが出来上がっていました。

「スポンジケーキだっ!」

リンちゃんが言うと、ミクちゃんも嬉しそうに何度も何度も頷きます。レンくんも先程までの表情は一変して、嬉しそうな顔をしていました。

少しスポンジを冷ますと、カイトくんはケーキを上下にスライスしました。切り口に刷毛でシロップを塗っていきます。

「さぁ、皆これからは分かるかな?」

カイトくんがおどけて言ってみせるのに、リンちゃんは「リン知ってるよ!」と得意気に小さな胸を反らします。それに続くように、ミクちゃんもレンくんも顔を見合わせて微笑みました。これから先はクリスマスケーキを作るお手伝いをしたことがあるのでちゃんと知っているのでした。

ミクちゃんとリンちゃんとレンくんが代わる代わる泡立て器を使いながら、グラニュー糖を加えた生クリームを泡立てて行くのを、カイトくんは穏やかに見守ります。軽く角が立ったところで、カイトくんはミクちゃん達の手を止めました。

「今日はね、何時ものケーキよりも、もっと美味しくする魔法を加えちゃうよ」

カイトくんがそう言いながら、別のボウルを取り出すと、潰した苺を入れて、泡立て器で少し混ぜました。

「苺クリーム…?」

察したレンくんがそう言うのに、カイトくんはそうそうと嬉しそうに微笑みます。それから、やっぱり皆で泡立て器で泡立て、仕上げはカイトくんが泡立てると、美味しそうな苺クリームが出来上がりました。

「味見は?味見は?」

食いしん坊なリンちゃんがすぐに声を上げるのに、カイトくんは「もうちょっと待ってね」と言いながら、スポンジの下段に苺クリームを塗っていきます。綺麗に塗り上げると、早速リンちゃんとミクちゃんが半分に切った苺を並べ始めました。知っているケーキの作り方なので、皆嬉しそうです。

「めーちゃん、きっとビックリしちゃうんじゃない?」
「ビックリしすぎてお空に飛び上がっちゃったらどうする?」

そんな事を言いながら、皆で苺を並べていき、そうしてそうして美味しそうなケーキが出来上がりました。

早速、ボウルに残った苺クリームをリンちゃんが指で掬って舐めてみると、甘くてちょっと酸っぱい美味しい味が口いっぱいに広がります。リンちゃんが美味しそうに舐めている様子に、ケーキが大好きなミクちゃんもレンくんも競うようにして、苺クリームを舐め始めました。

「あれあれ、みんな準備があるんじゃないの?」

カイトくんが道具を片付け始めながら、そう言うと、ミクちゃん達はハッと顔を見合わせます。めーちゃんは今日お仕事から帰って来るのが遅い筈ですが、大変。大変。ちゃんと準備をしないといけません。その為にまず、ケーキを作った道具を片付けることにしました。
* * *

「めーちゃん、お誕生日おめでとうー!」

眠い目を擦り擦り、ミクちゃん達は年越しの時以外では久しぶりに22時まで起きていると、めーちゃんがようやく帰って来ました。軽くご飯は食べていてね、ということなので残念ながらご飯は一緒に食べられませんでしたが、ケーキだけはどうしても一緒に食べたかったのです。

「ありがとう、寝ていて良かったのに」

そう付け加えたのは、眠そうに先程から欠伸をしているリンちゃんやごしごしと目を擦っているレンくんの為にでした。けれども皆、眠そうにしながらも瞳をキラキラさせて、嬉しそうに顔を綻ばせているので、めーちゃんは皆が遅くまで起きていたのに少し困っていましたが、皆の気持ちがとてもとても嬉しいのには代わりないのです。ミクちゃん達に遅れてカイトくんがはにかんで微笑んでいるのに、めーちゃんは目を合わせてゆっくりと微笑むと、ミクちゃん達にも花が咲くように溢れるばかりの笑顔を向けました。

「めーちゃん、来て来て」

ミクちゃんとリンちゃんがぎゅうぎゅうとめーちゃんの手を引っ張っていき、レンくんがその背中を手をいっぱいに伸ばして押します。皆に先導されるようにしてリビングに来ためーちゃんは、ハッと息を呑みました。目の前には『めーちゃん、おたんじょうびおめでとう』の大きな字。これはきっとカイトくんが書いたに違いありません。リビングの天井いっぱいに輪っかが吊されていて、ちり紙の花も踊ります。壁にはミクちゃんとリンちゃんとレンくんそれぞれが描いためーちゃんの似顔絵が描かれていました。

「…凄いわ…」

めーちゃんが思わず瞳を瞬かせながらしみじみと言うのに、ミクちゃんはにこにこと微笑み、リンちゃんは得意気に「でしょー」と胸を反らし、レンくんは照れ臭そうにしながらもはにかんで微笑みました。

「ほら、これも凄いんだよ」

カイトくんはそう言いながら、リビングのテーブルにめーちゃんの視線を向けさせようとします。テーブルの上には大きなケーキが一つ置いてありました。苺クリームでほのかに淡く桃色に飾られて、ぴかぴかと苺がお行儀良く並んでいるのに、めーちゃんは「わぁっ」と言いながら嬉しそうに顔を綻ばせます。

「素敵ね。とっても美味しそう。どこのお店かしら?」

めーちゃんがそう言うのに、ミクちゃんとリンちゃんとレンくんは、顔を見合わせてふふっと笑いを噛み殺します。だってね、お店ですって。めーちゃんったらおかしいな、おかしいなって。カイトくんはその様子を穏やかに眺めていました。

「実はね、これミク達が作ったんだよ!」

ミクちゃんがそう言いながら、めーちゃんにぎゅうぎゅうと抱きつくのに、「ずるい、リンも!」と言って、リンちゃんも反対側からぎゅうぎゅう。レンくんは照れ臭そうに傍に寄っていましたが、めーちゃんとリンちゃんが軽く手招きすると、レンくんもリンちゃんに習ってぎゅうっと抱きつきました。

めーちゃんはそんな皆を一気に、ぎゅうっと愛しそうに抱きしめます。

「ありがとう、ありがとう。皆大好きよ。めーちゃんは皆に祝って貰ってとっても幸せだわ」

めーちゃんはそう言いながら、声が少しだけ掠れているのに気付いたのはきっとカイトくんだけかもしれません。めーちゃんは感激屋さんなところがあるので、嬉しすぎるとちょっと思わず涙が出てしまいそうになることがあるのです。もちろん、涙を見せないように気をつけていますが。

「ちょっと、妬けちゃうなー」

皆がぎゅうぎゅうと抱きついているのが、羨ましくてカイトくんは、ミクちゃん達を挟むように、ミクちゃん達を背中からぎゅうぎゅうと抱きしめます。次々に「重いー」「苦しい」「暑い」と言いながらも楽しそうな声が続きます。

「それじゃあ、早速だからお歌を歌って、ケーキを食べましょうか?」

と言うのに、皆は次々に自分の席へと座りました。

* * *

「はっぴーばーすでーとぅーゆー」

ケーキを取り囲んで皆の楽しそうな歌声が響きます。皆、お歌を歌うのが大好きです。カイトくんはビデオを回しながら、その様子を穏やかに眺め、輪の中心のめーちゃんは、とても幸せそうに笑いました。

それからローソクをめーちゃんが消すと、ぱちぱちぱちと皆で拍手をします。カイトくんが電気を点けると、めーちゃんはそれぞれケーキを取り分けました。まだちっちゃいミクちゃん達には食べきれるくらいカットケーキより小さく。大きいカイトくんと自分にはカットケーキくらいの大きさです。

早速皆で手を合わせていただきます、と食べると、まずふわっとした苺クリームの甘酸っぱい味がお口いっぱいに広がります。それからスポンジのふわふわした食感や、てっぺんや挟んだ苺の甘酸っぱい味が口いっぱいに広がります。

「おーいしー」
「おいしいね」

皆から自然と出たのはその言葉でした。ミクちゃんとリンちゃんは顔を見合わせては「ねーっ」と言い合います。めーちゃんが「本当に美味しいわ」と言うと、ミクちゃんとリンちゃんとレンくんは、得意気に胸を反らして微笑みました。

ミクちゃんのお口にも、リンちゃんのお口にもべたべたと苺クリームが付いているのに、めーちゃんは「あらあら」と言いながら、二人のお口に付いたものをおしぼりで拭っていきます。それをじぃっと見ていたカイトくんがこっそりと自分のほっぺに苺クリームを付けたのをレンくんは見逃しませんでした。カイトくんはレンくんに目配せをして微笑むのに、レンくんは「変なの」と思いながらもマセているので少し肩を竦めました。

「あーっ!カイトくんも付いてるー」

リンちゃんがそう言うのに、めーちゃんは困ったように眉根を寄せます。「もーっ、」と言いながらカイトくんのほっぺたに付いた苺クリームを、もうおしぼりがベタベタになっていたので、指で掬うとめーちゃんはそのままパクリと食べてしまいました。

「めーちゃんとカイトくんラブラブだね!」

ミクちゃんが嬉しそうに頬を綻ばせながら言うのに、リンちゃんも「ラブラブー!」と続きます。レンくんは苦笑しながら相変わらず肩を竦めました。無意識だっためーちゃんの顔がどんどんと真っ赤に、今日のケーキの上に乗った苺みたいに真っ赤になっていきます。

「ち、違うのよ。えぇっと、えぇっとね」
「うんうん、カイトくんとめーちゃんはラブラブなんだよー」

顔を真っ赤にさせためーちゃんとは対照的に、カイトくんは顔を綻ばせながらめーちゃんの肩を軽く抱きます。瞬時に「何言っているのよ」と言いながらほっぺをつねられるのも気にもしません。

そんなこんなでめーちゃんのお誕生日の夜は更けていくのでした。
プロフィール

Author:ねむ
漫画・アニメ・ゲームなどその時の萌えに忠実なサイトです。現在、ボカロにはまり中。CPはカイメイ。

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